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ハイブリッド給湯器【ECO ONE】のメリットと補助金について

2023年09月20日

ハイブリッド給湯器【ECO ONE】のメリットと補助金について

家庭内で消費するエネルギーの65%が「給湯」と「暖房」に使われていると言われています。省エネ家電を取り入れたり、断熱工事をしたりと、光熱費高騰の対策に頭を悩ませている方も多いかと思います。今回は「給湯」の部分での省エネ効果が期待できる「ハイブリッド給湯器」をご紹介します。これから導入される方、取替を検討している方にはお得な補助金もありますので、参考にしていただけると嬉しいです。

ハイブリッド給湯器の仕組み

ハイブリッド給湯器とは「ガス」と「電気」の2つのエネルギーを使ってお湯を作り出す、省エネ性の高い給湯器です。省エネ性の高い給湯器の中には、電気を熱源とする「エコキュート」、ガスを熱源とする「エコジョーズ」、そしてこれら2つの熱源を使い分け、それぞれのデメリットを補うような仕組みになっているハイブリッド給湯器の「エコワン」があります。

それぞれの仕組みと特徴をご紹介していきます。

エコキュートの仕組みと特徴


出典:給湯省エネ事業【公式】

・「電気」を熱源とする給湯器
・ヒートポンプ式でお湯を作り出す
・深夜電力でお湯を作り、貯湯タンクに貯めておく
・たくさん使いすぎると、お湯切れになる可能性がある
・大きな貯湯タンクの設置場所の確保が必要

エコジョーズの仕組みと特徴


出典:リンナイ

・「ガス」を熱源とする給湯器
・従来のガス給湯器では排出していた(ロス)熱を再利用してお湯を作る
・瞬時にお湯を沸かすため貯湯タンクが必要ない
・お湯切れの心配もない
・ランニングコスト軽減はエコキュートには劣る

エコワン(ハイブリッド給湯器)の仕組みと特徴


出典:給湯省エネ事業【公式】

・「ガス」と「電気」の2つを熱源とする給湯器
・深夜電力でお湯を作り、貯湯タンクに貯めておく
・お湯切れしてもエコジョーズ(ガス給湯器)で瞬時にお湯を作る
・エコキュートより貯湯タンクが小さい (設置場所を取らない)

ハイブリッド給湯器の3つのメリット

ハイブリッド給湯器はエコキュートとエコジョーズのデメリットを補う仕組みで、「ガス」と「電気」のイイトコドリ!なんてことをよく言われていますが、実際はどんなメリットがあるのでしょうか。大きく3つに分けてご紹介します。

メリット①省エネ性能が非常に高い

家庭内で消費するエネルギーの65%が「給湯」と「暖房」と言われていますが、ハイブリッド給湯器は「給湯」機能に関しては、ガスと電気を効率よく組み合わせてお湯をつくるため、高効率給湯器の中でも省エネ性能が非常に高いです。

従来のガス給湯器を基準に省エネ性能を比較すると、エコキュートが約28%省エネなのに対し、ハイブリッド給湯器のエコワンは約45%とさらに省エネ性能が優れているのが分かります。

メリット②光熱費を削減できる

ハイブリッド給湯器は高効率で低燃費だから、光熱費を削減できます。ただし、光熱費削減効果は、ガスの契約が「都市ガス」か「プロパンガス」かによって異なります。「都市ガス」は単価が元々安く、導入しても効果を感じにくいのに対して、「プロパンガス」を契約しているご家庭は光熱費削減効果を感じやすいのです。つまり、「プロパンガス」を契約していて、今後も長く居住する場合はランニングコスト削減を大きく実感できるでしょう。

メリット③お湯切れの心配がなく災害時にも安心

災害時にも貯めたお湯が使えるエコキュートを導入しオール電化にするご家庭が増えています。しかし、オール電化の場合、長期停電が発生すると家電製品が使えなくなり、災害時に使えるはずの貯めていたお湯もすぐに底をついてしまうというデメリットがあります。
そこで災害への備えとしての3重の予防線がある、ハイブリッド給湯器「エコワン」です。

1)停電してもガスで給湯できる
2)ガスが遮断されても電気で給湯できる
3)断水しても貯湯タンクのお湯を生活用水として活用できる

もちろんデメリットも…

これだけ省エネ性が高い高機能給湯器なので、「エコキュート」や「エコジョーズ」に比べても価格が高い傾向があります。せっかく高効率でランニングコストも削減できるのに、最初の導入費が高いとなかなか手が出せないですよね。そこで、損してしまわない為にも自分の家にはどの省エネ給湯器が合っているのかを見極めることが重要です。

<ハイブリッド給湯器が向いているご家庭>
・毎日お湯の使用量が多い
・3人以上で住んでいる
・プロパンガスを契約している

<ハイブリッド給湯器が向いていないご家庭>
・もともとお湯の使用量が少ない
・都市ガスを契約している
・長期間の在住が見込めない

このように長期使用することでの費用対効果を考えると、2・3年で引っ越す可能性があるという方や、2人暮らし世帯、給湯機能をあまり使わず光熱費が元々安いご家庭の場合、導入しても光熱費削減の効果は高くありません。対して、プロパンガスを契約していて、毎日お風呂でお湯はりをするようなご家庭の場合は、導入することで光熱費削減効果を強く実感できるかもしれません。

補助金を活用してかしこく導入しよう

デメリットにもあったように、ハイブリッド給湯器は価格がお財布に優しくありませんよね。ですが!今なら補助金を活用して導入費を抑えられるチャンスです。導入費が高くて諦めたという方や、今お使いの給湯器が10年以上経っていて取替を検討している方は、断然今がオトクですよ!!!

<富山県(魚津市)に在住の方には>

魚津市「ゼロカーボン補助金」
なんと上限40万円!取替費用を1/2に抑えられます。(魚津市)

※補助金の活用には条件と審査があります。
※上限に達し次第終了します.詳しくはこちらからご確認ください。

<その他に在住の方には>

「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」
最大5万円!(経済産業省【国】)

※補助金の活用には条件と審査があります。
※上限に達し次第終了します。詳しくはこちらからご確認ください。

各自治体でも助成制度がまだあるかもしれないので、居住する地区の補助金は要チェックですね!
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