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2024年の恵方の方角は東北東!正しい食べ方で幸福を呼び込もう

2024年01月23日

2024年の恵方の方角は東北東!正しい食べ方で幸福を呼び込もう

毎年、お正月が終わるとスーパーには数多くの恵方巻きが並びますよね。子供のころから何気なく食べているという方も少なくないと思います。今回は、恵方巻きの歴史やいつどうやって食べればいいのか、それぞれに込められた意味などをご紹介します。近年の変わった恵方巻についてもご紹介していますので、どんな具材にしようか迷っている方は参考にしてみて下さいね。

2024年の節分は「2月3日」

節分は「2月3日」と覚えている方も多いかもしれませんが、実は2月の節分は「立春の前日」とさだめられていて、立春は年によって変わることがあるため、2月2日や2月4日になる場合もあります。今年は2月3日(土)ですが、変動していることも合わせて覚えておきましょう。

節分の由来


立春は、冬から春へと季節が変わる日とされていて、古来より、季節の変わり目にはいつもと違うことが起こったり、予期せぬ出来事に見舞われたりしやすいとされてきました。そこで、立春となる前日に悪いものを追い払い、幸運が舞い込むようにと願って節分の行事がおこなわれるようになったと言われています。

恵方巻を食べる文化はいつから?

恵方巻きの起源は諸説ありますが、大阪の商人や芸子が商売繁盛を祈願し、節分に巻き寿司を食べたのがはじまりという説が有力。この頃はまだ「恵方巻き」ではなく、「太巻き寿司」や「丸かぶり寿司」と呼ばれていたようです。そして、巻き寿司を食べる風習はのちに寿司・海苔業界の宣伝活動により節分の縁起かつぎとして大衆に浸透していきました。やがて関西地方全域に、そして日本全国に恵方巻き文化が根付いたと言われています。

恵方巻の正しい食べ方


恵方巻きの食べ方にはルールがあります。毎年なんとなく食べている方もいるかもしれませんが、この機会に、昔から大切にされている食べ方とその意味を知ったうえで、実践してみませんか。

■1本を切らずに食べる
恵方巻きは、切らずに食べるのが基本です。「縁を切らない」という意味があるのだとか。子供が食べる場合や、食べきれる自信がない場合は、あらかじめ小さいサイズのものを準備すると良いでしょう。

■恵方の方角を向いて食べる
「恵方」はその年の福をつかさどる「歳徳神」がいるとされている方向です。その方角を向いて食べることで、縁起が良くなると言われています。

■願い事を思い浮かべながら黙って食べる
願いごとをしながら食べるとその願いが叶うといわれています。また、食べている間は話してしまうと「福が逃げる」とされているので、話さずに食べましょう。

2024年の恵方の方角は「東北東」


実は恵方は、基本的に「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の4つしかありません。西暦の1の位が「0、5」の年は「西南西」、「1、3、6、8」は「南南東」、「2、7」は「北北西」、「4、9」は「東北東」となっています。なので、2024年は「東北東」です。これを覚えておくと、毎年調べなくても分かるので便利ですね。

今年の恵方巻はどれにする?

昔ながらの定番具材7つ

・穴子やうなぎ
・えび
・かんぴょう
・しいたけ
・きゅうり
・だし巻き卵
・桜でんぶ

新定番な恵方巻

・海鮮巻き(まぐろやサーモン)
・洋風巻き(ステーキやローストビーフ)
・揚げ物巻き(エビフライやトンカツ)
・サラダ巻き(カニカマ・ツナマヨ・レタス・アボカドなど)

ちょっと珍しい変わり種

・うどん巻き(香川県)
・キンパ(韓国料理)
・ロールサンド(パン)
・ロールケーキ(スイーツ)


節分に恵方巻を食べる習慣は、昔から変わらず続いていますが、恵方巻自体は少しずつ形を変え、進化してきているようです。「幸福を呼び込む」という言い伝えを大事にしながらも、ルールに縛られることなく新しいアイデアを取り入れて家族みんなで楽しむのもいいかもしれませんね。2024年も素敵な年になるように、願いを込めて食べましょう。