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2024年の十五夜はいつ?お月見に食べたい旬の食材とレシピ

2024年09月07日

2024年の十五夜はいつ?お月見に食べたい旬の食材とレシピ

お月見とは?行事の意味と歴史を解説


十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、農作物の収穫などに感謝をする行事です。里芋やさつま芋を供えたのが始まりで別名「芋名月」といいます。
旧暦では7~9月が秋にあたります。秋の真ん中である中秋は、空が澄みわたり最も月が美しく見えるため、旧暦8月15日の十五夜を「中秋の名月」と呼び、新暦の今も、旧暦8月15日にお月見をするようになりました。

2024年の十五夜はいつ?

2024年の十五夜は9月17日(火)です。旧暦8月15日の月を指す為、毎年変わります。十三夜は10月15日(火)、十日夜は11月10日(日)です。

十五夜と十三夜と十日夜の違い

お月見には実りに感謝をする意味があり、芋類の収穫を祝う旧暦8月15日を「十五夜」(別名「芋名月」)、栗や豆の収穫を祝う旧暦9月13日を「十三夜」(別名「栗名月」「豆名月」)、田の神様に感謝をする旧暦10月10日を「十日夜(とおかんや)」と呼びます。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われており、大切にされていました。また、十五夜だけお月見をすることを「片見月(かたつきみ)」といい、縁起が悪いとされ、「十五夜」「十三夜」「十日夜」の「三月見(さんつきみ)」が晴れると良いことがあると言われています。

伝統的な過ごし方


ススキを飾る
ススキは、月の神さまをお招きする依り代(よりしろ)としてお供えをします。本来は稲穂でしたが、次第に形が似ているススキが使われるようになりました。切り口が鋭いことから、災いや邪気を遠ざける効果があると言われています。
1本、3本、5本など奇数で飾ると良いといわれています。ススキに似たオギという植物を代用する場合もあるようです。

お供え物をする
お月見の供物は芋類がはじまりで、里芋を掘り、水炊きのまま供え、収穫を祝います。他にもさつまいもなど旬の野菜や果物をお供えして、収穫に感謝をします。特にぶどうのようなツルのある植物を供えると、月や人との繋がりが強くなると言われています。

月見団子を食べる
月見団子は中国のお菓子で、月餅を真似て作られたそうです。丸い形は満月を連想し、縁起がいいと言われています。お供えをしたら、きれいな月を眺めながら団子を食べます。

現代のお月見の楽しみ方

お月見といえば「ススキ」と「月見団子」というイメージはありますよね。特に現代では、豊作を祈るというよりも、旬の食材を使ったり、月に見立てた食事や装飾を楽しんだりと、1つのイベントとして型にはまらない過ごし方をする人が多いようです。

秋の旬の農作物を味わう

お供え物のはじまりである里芋・さつま芋などの芋類のほか、秋に旬を迎える農作物はたくさんあります。

旬の野菜
・枝豆
・栗
・かぼちゃ
・きのこ

旬の果物
・柿
・梨
・葡萄など

地域によって採れる作物や収穫時期が異なるので、地元の秋野菜や果物で秋の旬を味わいましょう。お団子だけをお供えしたり食べたりするご家庭も多いですが、今年のお月見は、秋の旬物や素材などを取り入れて、年に1度の行事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

お月見におすすめの簡単レシピ

食卓を彩る、簡単お月見レシピをご紹介します。大人から子供まで、見た目も楽しいお月見料理を味わいましょう。

二色のヘルシーお月見団子


満月に見立てたお月見団子は、豊穣の願い、感謝、健康、幸福を表します。お豆腐を使ってヘルシーで美味しいお月見団子を作ろう。

材料 各15個分

A基本のだんご
白玉粉      100g
絹ごし豆腐    120g

Bかぼちゃだんご
白玉粉      100g
絹ごし豆腐    90g
栗かぼちゃ    60g

下準備
栗かぼちゃを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで柔らかくなるまで加熱し、皮を取り、つぶす。

1ボウルを2つ用意して、AとBそれぞれ材料を入れ、よくこね、15等分に丸める。
※だんごが固いときは水を足すなどして、耳たぶの柔らかさに調節する。
2鍋にお湯を沸し、丸めただんごを入れたら中火にする。浮いてきたら3~4分茹でて冷水に入れ冷ます。
3ざるで水気を切り、皿に盛ったら完成。

お子様向けお月見ハンバーグ


子どもも大好きなハンバーグに照り焼きのタレと目玉焼きをのせて月見仕様に変身。お好みでチーズを入れるなどアレンジしてもGOOD!

材料 3人分

合い挽き肉     300g
玉ねぎ       大きめ1/2個
サラダ油      小さじ1
卵         1個
パン粉       1/2カップ
牛乳        大さじ1
塩・こしょう    適量
ナツメグ      適量
目玉焼き      3個
Aしょうゆ・みりん 大さじ1と½
A酒        大さじ1
A砂糖・片栗粉   大さじ1/2

下準備
玉ねぎを粗みじん切りにして耐熱皿にのせ、ラップはせずに電子レンジで1分加熱し、混ぜてもう1分加熱したら冷ましておく。Aの材料を合わせておく。

1ボウルまたはビニール袋に合い挽き肉、塩・こしょう・ナツメグを入れてしっかり混ぜる。冷ました玉ねぎ、卵、パン粉、牛乳を加えて全体が均一になるまで混ぜる。
2お好みのサイズに分割し、丸く平らに成形してフライパンに並べたら、中火で加熱する。ジューと音が出はじめたら弱火で3分焼き、焼き目がついたら裏返してフタをし6分加熱する。
3焼いている間に、別のフライパンで目玉焼きを作る。
4ハンバーグを皿に盛り、空いたフライパンで照り焼きのたれをとろみがつくまで加熱する。
5ハンバーグの上に照り焼きのたれをぬり、目玉焼きをのせたら完成。

ネバネバお月見そば


免疫力UP、ダイエット効果、便秘予防、美肌効果が期待できます。薬味たっぷりで健康的な1品。さっぱりツルっと食べられて残暑におすすめです。

材料 2人分

そば     160~180g
おくら    6本
ミニトマト  6個
納豆     2パック
長芋     1/2本(200g)
みょうが   1本
かつお節   2袋(2.5g×2)
卵黄     2つ
塩      ひとつまみ
めんつゆ   適量

1おくらに塩を振って板ずりし、水洗いしたら、水気をふきガクとヘタを取って輪切りに。トマトは洗って4等分に切って、みょうがは細切り、長芋は皮をむいて、すりおろす。
2そばを表記時間で茹で、冷水でよく冷やし水気を切る。
3そばを盛り、水で希釈しためんつゆを適量加える。
4おくら、ミニトマト、付属のタレを加えて混ぜた納豆、みょうが、かつお節をまわりにトッピングする。真ん中にすりおろした長芋を盛り、その上に卵黄をのせたら完成。