2022年09月09日
お米の正しい研ぎ方!美味しさを逃さないポイント!
お米の研ぎ方でお米の美味しさが変わるのはよく聞くお話ですよね。もっちりしっかりとした食感のお米にするためには、最初のお米の研ぎ方がとても重要になります。お米の研ぎ方にはコツがあります。今回は美味しく仕上がるお米の研ぎ方やコツ、やってはいけないお米の研ぎ方をご紹介したいと思いますのでこの記事を参考にして正しいお米の研ぎ方で美味しいお米を食べましょう。
正しいお米の研ぎ方
お米を炊く前に研ぐ理由は、お米についているぬかや汚れを洗い流すためです。
お米の研ぎ方で一番重要なのはスピードですので、素早くお米のぬかや汚れを洗い流す必要があります。
お米研ぎに必要なもの
・お米の軽量カップ
・お箸
お米の軽量カップ(1合180ml)にお米を入れて、一度カップを軽くゆすります。
カップにお米がしっかり詰まったら、お箸でカップのお米をすりきり、余分なお米をはらえば1合ぴったりになります。
お米を洗
ボウルに水を張り、計量したお米をボウルにいれて、ササッと2〜3回ほど混ぜ、白く濁った水をすぐに捨てましょう。
最初にお米をすすぐ時は、研ぎ汁に長くお米をつからせないことが大切です。
次にお米が浸るくらいの水を入れて、サッとかき混ぜ水を捨てます。
これを3回繰り返します。
お米洗いはこれで完了です。
お米を洗うときのポイント
お米をすすぐときのポイントは3つです。
1.お米洗いはできるだけ手早く行う
ポイントは、この作業をできるだけ手早く行うことです。最初の洗いをのんびり行っていると、水とともに落ちた汚れなどが再びお米に吸収されてしまい、取り除くことができなくなってしまうからです。
また、蛇口から水を入れると溜まるまでに時間がかかってしまい、汚れた水を吸収してしまいます。あらかじめ容器に十分な水を入れておいたり、水を先に張っておいて素早くお米を入れたりするのがおすすめです。
1.力を入れすぎない
手のひらで力を入れて研いでしまうとお米が割れてしまい、味が損なわれてしまう可能性があります。ただし、古米は表面部分が劣化しているので、多少力をいれてしっかりと研ぐほうが良いでしょう。
2.お湯で洗うのは厳禁
寒い冬にお米を研ぐのが辛く、お湯で洗っている方がいるかもしれませんが、やめておいた方が良いでしょう。お湯をお米に浸すと表面の温度が上がり、吸収力が高まります。ぬかのくさみまで吸ってしまい、本来の味が損なわれてしまう可能性があります。また、中途半端に温めて炊飯器で炊くと加熱のムラができやすく、ごはん粒の表面がぬめってしまうこともあります。
冬場の米洗いが辛いのであれば、「米とぎ棒」の使用がおすすめです。冷たい水に触れることなく、手荒れを気にする必要もありません。
お米を研ぐ
ボウルのすすぎを終えたら、次はお米を研ぐ工程に入ります。
お米を研ぐときは、ボウルに水がほとんど無い状態で、ボールを握るような手付きで大きく円を書くように20回程度かき回します。
お米を研ぎ終わったら水を入れ、力を入れずに素早くサッとそこから2階店ほど混ぜて白く濁った水を捨てます。
この作業を3回してください。
これでお米の研ぎ工程は完了です。
あとはお米の量に合わせて規定の量の水を入れて炊きましょう。
お米を研ぐときのポイント
お米研ぎのポイントは3つあります。
1.指を立てて力を入れずに研ぐ
容器の中の水がほとんど切れた状態でお米を研いでいきます。指を立てた状態で「シャカシャカ」と音がするぐらいかき混ぜるように洗いましょう。
水が入っていると米同士の摩擦が発生せずに汚れが落ちないことが多くあります。ポイントは、新米はやさしめに、古米の場合はしっかりと研ぐことです。
2.汚れたとぎ汁をすすいで落とす
濁ったとぎ汁は容器の底の方に溜まっていることが多いので、底の方から軽くかき混ぜてから捨てるようにしてください。その後に、再び水を入れて軽くかき混ぜて水を捨てます。これを2〜3回行えば、お米の汚れを落とすことができます。
水が透明になるまで洗ってしまうと、お米の美味しさまで流されてしまいます。水が「薄い乳白色」に濁るぐらいにしておきましょう。
3.水が透明になるまで研がない
お米を研ぐ際、水が透明になるまで研がないでください。
お米が白く濁っていると心配になるかもしれませんが、白いのはお米の表面のでんぷん質が溶け出したものです。おかゆなどを作ると汁が白くなりますよね。それと同じです。
実はお米の栄養や美味しさや食感などはこのでんぷん質に含まれていますので、水を透明になるまで研ぐとお米の旨みまで無くなってしまうことになります。
でんぷんが無くなったお米を炊くと、炊き上がりがべたつく、お米がふっくらしない、お米のいい匂いが少ない、などになりますので気をつけましょう。
まとめ
普段何気なくしているお米すすぎ、研ぎを正しい方法で行うだけで、毎日のご飯の美味しさがぐっと引き立ちます。
これまで適当にやっていたという方は、ぜひ意識して正しい方法を取り入れてみましょう。