2022年02月08日
SDGsへの取り組み!いつも捨てがちな部分の食材を使って食品ロスを減らそう!アイデアレシピも紹介!
毎日行う料理の中で野菜の皮を剥きすぎたり、根を落としすぎたことはありませんか?調理の中で食べられる部分を捨てることを「食品ロス」といいます。
いつも捨てている部分が、ちょっとの工夫で美味しい料理に変身するってご存知でしょうか?「もったいないけど使い道がわからない」「食材をきっちり最後まで使い切りたい!」という方も多いと思います。
食品ロスをなくすために家庭で簡単にできることや、レシピなどをご紹介していきます。普段の料理の際に是非参考にして、お財布にも環境にもエコな取り組みを行ってみてくださいね!
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」とは
世界共通の持続可能な開発目標であるSDGsは17と169のターゲットの目標を掲げており、中でも目標12の「つくる責任つかう責任」が食品ロスについての具体的な目標としてあげられています。
この「つくる責任つかう責任」の目標には11項目のターゲットの中でも、具体的には「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライズにおける食料の損失を減少させる。」という内容があります。
ここでは世界の食品ロス事情や対策について詳しく説明していきます。
食品ロスと途上国の飢餓問題
私たちが暮らすこの世界で、2018年では途上国を中心に約8億人もの人たちが食べるものが食べられず、飢餓に苦しんでいる人がいることが明らかになっています。なぜそんなにも飢餓に苦しむ人が多いのか、その原因の一つとしてあげられているのが「食品ロス」です。
世界では1年間に40億トンの食料が生産されています。しかしその3分の1にあたる13億トンもの食料が廃棄されているということが現状起きています。
日本だけでも農林水産省が調査した結果、まだ食べられる状態の食品の廃棄量は年間で600万トンを超えており、これは毎日一人あたりに換算するとお茶碗1杯分の食料を捨てているという計算になるのです。
食品ロスをなくすために家庭でできること
では、食品ロスを減らすために一体家庭ではどんなことに気をつけなければいけないの?とわからない方も多いのではないでしょうか。
日本で発生している食品ロスの約半数が家庭で発生しています。その原因としてあげられているのが「買いすぎ」「作りすぎ」「食べ残し」です。家庭では「買いすぎない」「作りすぎない」「食べきる」といったことに気をつけることが何よりも大切になってきます。
買い物に行く前に冷蔵庫の中身を確認したり、作りすぎた際は冷凍保存をして食べきるなどの工夫をすることで食品ロスは少しずつ減少していきます。一人ひとりが行うことで大きな削減に繋がるので、できることから取り組んでいきましょう。
普段は捨ててしまうものでできるレシピ3選
いつも捨ててしまう本当は食べられる部分の使い道がわからない、うまく食材を使い切れるレシピを知りたい!という方も多いのではないでしょうか。
ここでは家庭で簡単にできる普段は捨ててしまう食材でできるレシピを紹介します。是非参考にしてご自宅で作ってみてくださいね!
➀【大根の皮】でできる絶品ふりかけ
【材料】2〜3人分
・大根の皮 1/4本 ・刻みネギ 少々 ・使用後の出汁パック 1パック
・ごま油 大さじ1 ・砂糖 大さじ1 ・醤油 大さじ2−3 ・煎りごま 大さじ1
【作り方】
①大根の皮を洗い、細かく切る。余った葉っぱもいれてもOK。
②刻んだ大根の皮、刻みネギと出汁パックから出汁の中身を出し準備しておく。
③ごま油をいれて大根の皮、葉っぱ、刻みネギ、出汁パックの中身を入れ炒める。
④砂糖、醤油をいれ炒める。
⑤仕上げに煎りごまをあえて完成。
おにぎりにいれたりチャーハンにしても美味しいですよ。
➁【梨の皮】でできる焼肉のたれ
【材料】
・梨の皮 90g ・水30cc ・赤味噌 大さじ2分の1 ・砂糖 大さじ3 ・醤油 大さじ5
・みりん 大さじ1.5 ・ごま油 小さじ1 ・ごま 大さじ1 ・にんにくのすりおろし 大さじ1
【作り方】
①剥いた梨の皮を適当な大きさに切りラップをして電子レンジで600W×約3分加熱します。
②粗熱がとれたらミキサーで梨の皮をペースト状にします。
③ペースト状になったらごま以外の材料を加えます。
④再度ミキサーで混ぜてごまを加えたら完成。
フルーティーな香りがお肉と合ってとても美味しく、お子さまにもおすすめです。
➂【野菜の残りかす】で作るベジブロス(出汁)
【材料】
・野菜の皮や根っこ(よく洗っておくこと) ・水1300ml ・酒 小さじ1杯
【作り方】
①鍋に水と野菜の皮や根っこを入れる。
②①に酒を入れて弱火にかける。
③30分ほど煮込む。
④ザルで濾したら完成。
玉ねぎの皮だとコンソメスープのような出汁ができあがるので、捨てずに活用できます!
たくさんの野菜からでた出汁で免疫力UP・新陳代謝が高まるなどの期待もできますよ。
エコ料理でSDGsに取り組みましょう!
この記事ではSDGs目標12についてや、捨ててしまうものでできる簡単レシピを紹介してきました。SDGs目標12の「つくる責任つかう責任」はあなたの家庭でもすぐに取り組むことができます。
まずは家庭でどのように食品ロスが起きているかチェックして、無駄なく食材を利用し世界の目標達成を実現していきましょう。ぜひこの記事を参考に取り組んでみてくださいね。