2021年10月28日
ガスボンベの交換方法やタイミングは?自分で交換する必要はない?
新築住宅や中古住宅でプロパンガスを使う方や、賃貸物件で引っ越す際に都市ガスからプロパンガスに変わる場合、ガスボンベの交換方法について疑問を抱く方も多いでしょう。
そこで、ガスボンベの交換方法や、交換のタイミングについて詳しく解説します。
ガスボンベを交換するタイミング
ガスボンベはいつ交換するのか、タイミングや交換時の注意点について紹介します。
ガスボンベの交換時期は決まっていない
ガスボンベの交換のタイミングは、ガスを供給する建物や住宅ごとに異なります。理由は、ガスを使用する建物や住宅によって、ガスの使用量が異なるためです。
そのため、「月に何回ガスボンベを交換する」と決まっているわけではありません。ガスボンベの交換のタイミングは、家族の人数やどのようなガス機器を使用しているか、業務用なのか家庭用なのかなどで判断されることが特徴です。
なお、マンションやアパートといった集合住宅では個別でガスボンベを交換せず、タンクでガスを供給しているケースもあります。
家庭で交換時期を把握する必要はない
ガスボンベの交換時期についてはガス会社が管理しており、自分たちで交換時期を判断する必要はないため安心です。
さらに、ガスボンベの交換そのものはガス会社が行うので、ガスボンベの交換を依頼したり、ガスボンベの交換をする際に立ち会ったりすることもありません。ガスボンベの交換のタイミングはガス会社が管理していますが、万が一ガスボンベが急に空になってしまった場合は、ガス会社に連絡を入れて対応してもらいましょう。
ガスボンベの交換時期の目安
ガスボンベの交換時期は、使用方法やガスの使用量によって異なります。例えば、4人暮らしの家庭で、コンロのみに20kgのガスボンベを使用している場合はおよそ2ヶ月~2ヶ月半、湯沸かし器とコンロを使用している場合には20kgのガスボンベで1ヶ月~1ヶ月半ほどが交換目安です。
また、給湯器とコンロで50kgのガスボンベを使っている場合には、1ヶ月半~2ヶ月ほどが目安とされています。
ガスボンベの交換に必要なスペース
ガスボンベの交換の際には、通路や交換作業時にスペースが必要です。50kgのガスボンベを交換する場合、70cm~1mほどの幅が必要だといえるでしょう。20kgのガスボンベは持って運ぶため、最低でも50cm程の幅があれば問題ありません。
ガスボンベを交換する際に塀や壁にガスボンベが当たるリスクがあることから、通路に物を置いている場合には片づけておく必要があります。
ガスボンベを交換する時間帯は?
家庭用のガスボンベを交換する際、いつ交換するのか、時間帯について気になる方も多いのではないでしょうか。朝早い時間や夜遅くにガスボンベを交換されると、音が気になってしまうという方もいるでしょう。
ガスボンベの交換は、基本的にガス会社の営業時間内に実施されます。しかし、ガスボンベを交換する住宅や建物の数が多いと営業時間内に交換できないため、早朝から交換作業を行うケースも珍しくありません。
具体的な時間帯については明確になっていませんが、近所迷惑になったり、目が覚めてしまうほどの大きな音が出たりすることは稀だといえるでしょう。
ガスの残量を確認する方法ってあるの?
プロパンガスを初めて使う場合、どのくらいガスが残っているのか気になる方も多いでしょう。しかし、ガスの残量はガスボンベの外からは確認できません。
ガスボンベを動かしてガスの残量を確認すれば良いと考える方もいますが、ガスボンベはガス会社のものであり、万が一ガスボンベを動かして傷付けると弁償しなければなりません。
そのため、ガスボンベ内のガス残量が気になる場合でも、ガスボンベを触らないようにしましょう。さらに、ガスボンベを揺らしたり衝撃を加えたりすると大きな事故が起こるリスクもあるため、十分に注意が必要です。
合わせてチェック!ガスボンベ以外のガス機器の交換方法
ガスボンベはガス会社に交換してもらう必要がありますが、ガス機器が故障した際や新しいものに変えたい場合、自分で交換しても良いのでしょうか。ガス機器の交換方法についても確認しておきましょう。
ガスコンロを交換する方法
ガスコンロには、コンロの台に乗せて使用する商品と、ビルトインタイプの2種類があります。コンロ台に乗せて使用するタイプは自分で交換できますが、ホースの接続方法を誤るとガス漏れが起こるため十分に注意が必要です。
そのため、不安な場合にはガス会社に依頼して交換してもらったほうが良いでしょう。また、ビルトインコンロは資格を持っていないと交換できないため、ガス会社に依頼する必要があります。
ガス給湯器を交換する方法
ガス給湯器を交換するためには資格が必要なため、自分で交換できません。
リーズナブルな価格の給湯器をホームセンターや通販サイトで購入し、交換のみを業者に依頼する方法もあります。しかし、業者によってはガス給湯器を購入する際に工事も同時に依頼すると、工事費込みでお得な価格で購入や交換できることがあるため、業者のサービスや商品をチェックしてから交換を検討しましょう。
まとめ
プロパンガスボンベを交換するタイミングは、ガス会社がガスの使用用途や世代人数などを加味して管理しています。そのため、利用者がガスボンベの交換のタイミングを意識する必要はありません。
また、家庭用のガスボンベはガス会社の所有物のため、ガスボンベは外したり動かしたりしないように注意が必要です。ガスボンベの交換は自分で行う必要はなく、ガス会社に全て任せられるため、安心してガスを利用しましょう。