2022年04月14日
花粉症対策に効果的な食事とは?腸を健康にすると花粉症も楽になる!
春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど花粉症の方には辛い時期が始まりますね。
妊婦さんやお子さんなどは、薬以外の対策が気になるのではないでしょうか。
この記事では、花粉症に効果がある食事、さらに、鼻の症状をやわらげる食べ物や飲み物をご紹介します。
食事だけでは完全に花粉症が治るというわけではありませんが、腸の粘膜や副腎を強化することで、アレルギー反応をやわらげる効果があると言われています。また、症状を悪化させてしまう可能性がある食事もご紹介します。
ぜひ、アレルギーに強い体質づくりを食事から試してみてくださいね。
花粉症対策に効果がある食事
目や鼻・口や腸の粘膜の防御機能がうまく働いていると、花粉への過剰反応がやわらぐと考えられています。腸内環境を整えることで、免疫機能が整い、粘膜が正常に働くのを助けます。免疫細胞や抗体の6~7割が集中しているのも「腸」です。
そこで、腸内環境を整えて粘膜細胞を強くする食べ物をご紹介します。
腸から粘膜を強化する!ビタミンA・D、食物繊維、たんぱく質、グルタミン
◇ビタミンAを含む食べ物
ビタミンAは、粘膜を正常に保つために必要不可欠な栄養素です。
・ウナギ・牛・豚肉・鶏レバー・銀だら・菜の花・ブロッコリー・ニンジンなど
◇ビタミンDを含む食べ物
ビタミンDは、ゆるんでしまった粘膜細胞の結合を強化する働きがあります。また、免疫の過剰反応をおさえる働きもあります。
・紅サケ・ブリ・サンマ・しらす干し・きくらげ・サバの水煮など
◇グルタミンを含む食べ物
腸の粘膜を保護する作用があります。
・肉・魚・卵・チーズ・昆布・大豆・アーモンドなど
◇食物繊維を含む食べ物
老廃物の排出を促して、腸内環境を整えます。
・キノコ類・海藻類・豆類・野菜(キャベツ、ごぼう、玉ねぎ)など
◇発酵食品を含む食べ物
腸内の環境を整えます。
・納豆・味噌・ヨーグルト・キムチなど
◇オリゴ糖
善玉菌を増やして、腸内環境を整えます。
大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナなど
副腎を強化する!ビタミンB・ビタミンC・たんぱく質
副腎からは、アレルギーに対処する、「抗アレルギーホルモン」が分泌されています。
抗アレルギーホルモンを作る副腎を強くすることで、アレルギー反応を和らげられると考えられます。
副腎を強化するのに重要な役割を果たしている食べ物をご紹介します。
◇ビタミンBを含む食べ物
副腎皮質の維持や、ホルモンの生産にも必要です。
・豚肉・レバー・にんにく・鶏肉・カツオ・マグロなど
◇ビタミンCを含む食べ物
副腎の強化に役立ち、免疫力アップにも効果があります。ストレスの影響を受けやすいので、こまめにとりましょう。
・ブロッコリー・キャベツ・キウイ・黄ピーマン・柑橘類全般など
◇たんぱく質
副腎の細胞とホルモンの原材料となります。
・肉・魚・卵・牛乳・チーズなど
鼻の症状に効く食べ物・飲み物
アレルギー症状を和らげる作用がある食べ物・飲み物をご紹介します。
れんこん
れんこんに含まれるタンニンやクロロゲン酸に、アレルギーの症状緩和作用があります。
ビタミンCや食物繊維も含まれているので、皮もなるべく食べるのがおすすめ。
毎日少しずつ取り入れたい食べ物です。
しそ
免疫機能を調整する作用があります。赤しそには、免疫の過剰反応を抑える効果があります。ジュースにするのも〇。
クレソン
免疫細胞が過剰反応を起こすのを抑える働きがあります。細かく切って食べると効率よく摂取できます。
甜茶
甜茶ポリフェノールはアレルギーで生じるヒスタミンの作用を和らげる効果があると言われます。 糖質はエネルギー源として必要不可欠なものですが、取りすぎると血糖値が乱高下してしまい、副腎に負担をかけます。 アルコールの分解に体力を使ってしまい、免疫機能が弱まる可能性があります。 花粉症の時期だけではありませんが、花粉症の方が食べると症状が出てしまう食べ物があります。 シラカンバ・・・リンゴ・西洋ナシ・サクランボ・モモ・スモモ・アンズ・アーモンド・セロリ・ニンジン・キウイフルーツ・マンゴーなど スギ・・・トマト イネ・・・メロン・スイカ・トマト・ジャガイモ・キウイフルーツ・オレンジ・ピーナッツなど ヨモギ・・・セロリ・ニンジン・マンゴー・スパイスなど ブタクサ・・・メロン・スイカ・キュウリ・バナナなど 花粉症に効果があるとされている食品はさまざまですが、花粉症を食べ物だけで完全に直すのは難しいかもしれません。しかし、体質を整えて免疫力をあげることで症状が緩和されると考えられます。
花粉症の時期に控えた方が良い食べ物
糖質
副腎が作り出す「抗アレルギーホルモン」も減ってしまいますので、過剰摂取はやめましょう。お酒
粘膜を健康に保つためには適度な量にとどめておき、飲みすぎないことが大切です。食べると症状が出る可能性のある野菜・くだもの
「花粉―食物アレルギー症候群」と呼ばれ、口の中がピリピリしたりかゆくなったり、まれにじんましんや腹痛、呼吸困難などが起こることもあります。花粉症のアレルゲンのたんぱく質と野菜や果物のたんぱく質がとても似ていることが原因です。
食べると症状が出る可能性のある食べ物は以下の通りです。
まとめ
普段から、バランスの良い食事を取り、症状を改善する食品を取り入れてみましょう。