2024年11月14日
紅葉を楽しむなら北陸!おすすめの絶景スポット7選
紅葉といえば10月中旬~下旬ころからのイメージですが、北陸は9月中旬から12月上旬まで長く楽しめるのが魅力の1つです。今回は、主に11月から楽しめるおすすめの紅葉スポットをご紹介します。北陸ならではの楽しみ方もあるので、今年はまだ紅葉をゆっくり楽しめていない方は、ドライブや散策をして北陸の大自然を味わってみてはいかがでしょうか。
北陸の紅葉の特徴と魅力
日本海に面する北陸3県(富山県・石川県・福井県)の紅葉シーズンは、スケールの大きいダイナミックな景色を楽しめるのが魅力です。
①山・海・川のコントラスト
北陸の紅葉は山岳、渓谷、そして日本海の海岸線が織りなす豊かな自然の景観と一体化している点が大きな特徴です。立山連峰では、アルプス山脈を望む雄大な紅葉の山々が広がり、海の近くでは海風とともに紅葉が楽しめます。内陸部の紅葉スポットでは、海の景色と紅葉を同時に楽しめる場所が少ないので、北陸ならではの楽しみ方ができます。
②温泉地で紅葉を楽しめる
黒部峡谷の宇奈月温泉や、山中温泉、加賀温泉郷など、紅葉シーズンに温泉と合わせて楽しめる場所が多く、露天風呂から紅葉を眺めることもできます。全国各地にも温泉はありますが、北陸では比較的温泉地が密集しており、さまざまな温泉を巡りやすいのも魅力です。
③歴史的建造物との共演
金沢城や兼六園、瑞泉寺、勝山城など、歴史的な建築物と紅葉が調和する場所が豊富です。ライトアップされた日本庭園と紅葉の共演は、訪れる人々を幻想的な世界に引き込みます。北陸は豪雪地帯ならではの堅固な城や寺と自然が調和しており、散策しながら静かでゆったりとした紅葉が楽しめます。
④雪化粧と紅葉のコントラスト
11月中旬から下旬にかけて、立山連峰などの標高が高いエリアでは初雪が見られます。紅葉と雪のコントラストが絶景を生み出します。山頂には雪、山麓には紅葉が広がる光景は、北陸ならではの秋の魅力です。北アルプスを望む山々の紅葉と雪の組み合わせは全国的にも珍しいのです。
⑤人混みが少なく静かに紅葉が楽しめる
関東や京都などの有名な紅葉スポットに比べて、北陸は観光地が広域に分散しているため、観光客が比較的少なく、混雑せず静かにゆっくりと紅葉を楽しめます。時間を気にせず景観を眺めながら身も心もリフレッシュできます。目的地を決めずに、自分なりの絶景ポイントを見つけるのも楽しいかもしれませんね。
⑥秋の味覚と紅葉の組み合わせ
北陸の秋は「食の秋」でもあり、新鮮な海産物や山の幸が豊富です。紅葉ドライブの途中で味わう新米や加賀野菜、ズワイガニなど、旬の美味しい味覚と紅葉を一緒に楽しめます。海の幸と山の幸の両方がそろう、北陸ならではの楽しみ方です。
北陸の人気紅葉スポット7選
今回は11月上旬から楽しめる、外れなしの絶景スポットをご紹介します。時期やシーンによって訪れやすいのもポイントをまとめてみました。県内外に限らず、まだ知らない北陸の秋を全力で満喫しましょう。
【福井県】ゆったり過ごせて子連れにもおすすめ
①永平寺
見頃:10月下旬~11月上旬
標高:211m~260m
\見どころポイント/
樹齢700年におよぶ老杉に囲まれ、荘厳な雰囲気が漂う境内。70を超える諸堂が存在し、そのうち19の建物が国の重要文化財に指定されています。中でも「七堂伽藍(しちどうがらん)」は修行に欠かせない大変重要な建物で、山門、仏殿、法堂、僧堂、大庫院、浴室、東司の7つを意味します。これら7つの建物は回廊と呼ばれる階段と廊下で結ばれているので、七堂伽藍をメインにじっくりと見て回りながら参拝し、紅葉もゆったり楽しめます。
②西山公園
見頃:11月中旬~下旬
標高:不明
\見どころポイント/
紅葉のほか、芝生広場や展望台、動物園や日本庭園、アスレチックや道の駅と、1日中楽しめる場所です。可愛いレッサーパンダが見られる西山動物園はお子さま連れにも人気です。両若男女楽しめる紅葉スポットですよ。
【石川県】ダイナミックな大自然が広がる絶景
③鶴仙渓
見頃:11月中旬~下旬
標高:60m
\見どころポイント/
大聖寺川にかかる、3つの象徴的な橋を巡りながら、1.3kmほどの自然豊かな遊歩道散策を楽しめます。360℃広がる秋の彩りをゆったり堪能できます。川面に映える景色は息をのむような美しさです。また、鶴仙渓のすばらしい風情は、休憩だけではもったいない、川床弁当としてテイクアウトできるお弁当も用意されています。歩いて疲れたカラダに染み渡りますよ。
④ふくべの大滝
見頃:10月中旬~11月上旬
標高:900m
\見どころポイント/
岩肌に映える紅葉と滝のコントラストが楽しめます。白山白川郷ホワイトロードの中ほどにある大滝で、沿道随一の名所。落差が86mもあり、時には水しぶきが道路をおおうこともあるほどダイナミックな眺めを楽しむことができます。
【富山県】ドライブや温泉との組み合わせがおすすめ
⑤黒部峡谷トロッコ電車
見頃:10月下旬~11月中旬
標高:224m(宇奈月)、599m(欅平)
\見どころポイント/
トロッコ電車に乗って風を感じながら、車窓からの大パノラマを楽しめます。また、トロッコ電車の乗り場には宇奈月温泉があり、ゆっくり温泉で体を温めて露天風呂から紅葉を楽しむこともできますよ。
⑥有峰湖
見頃:10月中旬~下旬
標高:1100m
\見どころポイント/
有峰ダムの人造湖で、湖面に映える白樺林の黄葉と薬師岳が幻想的です。展望台やキャンプ場、遊歩道もあるのでゆったりと周辺を散策し絶景を楽しむことができます。
⑦称名滝
見頃:10月下旬
標高:1000m
\見どころポイント/
称名滝は落差350mと、日本一の落差を誇る滝で、国の名勝・天然記念物とされています。赤や黄に染まった岩肌から流れ落ちる迫力の滝は趣があり、雨の後には右隣に落差500mの幻の滝「ハンノキ滝」が姿をあらわすこともあります。紅葉の中、V字を描いて流れ落ちる様は見ものですよ。
まとめ
北陸の紅葉シーズンは、豊かな自然と歴史的建造物、温泉などと組み合わせた、贅沢な景観が静かにゆったりと楽しめるのが最大の魅力です。旬の味覚を楽しみながら日帰りドライブしたり、温泉でまったりしたりと、旅行気分を味わいましょう。全国の有名観光地とは一味違う北陸の秋は、忙しない毎日を忘れ、疲れた身体を癒してくれますよ。