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油断禁物!台風が来る前に確認しておく備えのポイントとは

2024年08月30日

油断禁物!台風が来る前に確認しておく備えのポイントとは

本記事では、台風が来る前にできる備えのポイントをご紹介します。「防災セット持っているから大丈夫」「家に居れば安全」と油断していては被害が大きくなってしまいます。自然災害の被害は心身ともにダメージをおってしまう可能性があります。最小限にするために、以下のポイントをおさえて備えましょう。

避難が必要な時に備えて


日本各地で起こる自然災害は、避難が必要なケースも少なくありません。準備不足で避難すると二次災害を引き起こすこともあります。いざ、警報が出て避難が必要になったときのために準備をしておきましょう。

非常時を想定して情報収集をしよう

災害が発生した際は、短時間で判断し安全を確保しなければなりません。正しく判断するためには、日ごろから非常時に備えた情報収集を行っておくことが重要です。

・危険をいち早く知るための情報の入手方法
・避難所などの安全を確保できる場所はどこか
・避難所などへの移動経路は安全か

危険を回避するためにはいち早く情報を知る必要があります。どこにいても情報を入手できるよう、アプリを入れるなどして備えましょう。安全な場所への移動は、夜間に行わざるを得ない場合もあります。大地震の直後や台風が迫る状況では、車を使った避難が危険となるかもしれません。徒歩での避難方法の確認と、道中にどのような危険があるか実際に歩いて確かめておくとよいでしょう。
また、停電しても情報を得られるようラジオを備えておくことも大切です。

非常用持ち出し袋の中身確認をしよう

非常用持ち出し袋を事前に準備して、中に入っている物の使い方や使用期限などの確認をしましょう。最初からセットで売っているものは便利ですが、中身の確認は必要です。小さなお子さんがいる家庭ではミルクや哺乳瓶、おむつ、普段食べなれているおやつなどが必要ですし、高齢者がいる家庭では、普段飲んでいる薬などが必要です。家族構成にあわせて日常生活の必需品を揃えて入れておきましょう。

被災時の連絡手段を共有しよう

災害発生直後は「通話や通信量の大幅な増加」「基地局や電話回線の故障」などの理由により、いつも使用している携帯電話やSMS、LINEでは、連絡が取れないケースがあります。
被災した際に備えて家族との連絡方法を決めておくとよいでしょう。また、家族間のほか学校や職場に対しても連絡が必要な場面が出てくるかもしれません。避難所でも連絡が取れるように、連絡手段を事前に確認しておきましょう。

ペットの避難対策も準備しておこう


ペットを飼っている方は、ペットに関する防災対策も必要です。避難は飼い主と同行する「同行避難」が基本です。他の避難者に不快な思いをさせないよう、日ごろからしつけをしっかり行い、ペットフードやペット用品の備蓄、キャリーバッグの準備などもしておきましょう。
また、はぐれる可能性も考えて首輪や迷子札、マイクロチップなどをつけておくと安心です。迷子になっても、飼い主のもとに戻る確率が高まります。家族を守るためには大切な準備ですね。

自宅での防災対策


台風の予報が近づくと、家での待機を考える方も多いのではないでしょうか。外出せずに家でゆっくりするのも良いですが、家の中に居ても備えは必要です。強い雨風に備えて対策をしましょう。

安全な暮らしを続けるために

・窓ガラスの保護
あらかじめ窓ガラスに飛散防止フィルムを貼って保護しましょう。飛散防止フィルムとは、ガラスが飛び散るのを防ぐフィルムのことで、窓ガラスが割れてしまっても、床にガラスの破片が大量に散らばることがありません。何も対策していない場合と比べて安全を確保できます。

・屋根と外壁の点検、補強
昨今の台風は、これまでと同じ感覚でいては、とても危険です。今一度、屋根や外壁を点検して、時代に合った対策をしましょう。点検中の落下事故や問題点を見逃さないためにも、必ず専門業者にお願いしましょう。

【屋根】
屋根材は、古い家屋の瓦は特に要注意です。割れている、ズレている、浮いている、棟(屋根の最も高いところ)がゆがんでいるなどの点検が必要です。
また、屋根の横どいが詰まっている、曲がっている、外壁から浮いている、固定するビスがゆるんでいる、など状態がよくない雨どいが結構あります。この状態を放っておくと、雨どいから雨水があふれて流れ落ち、外壁の劣化を早めることに繋がります。合わせて点検してもらいましょう。

【外壁やカーポート】
台風による強風や豪雨で、外装に設置された飾りやカーポートの屋根などが風で吹き飛ばされたり、タイルが剥がれたりする可能性があります。自宅へのダメージはもちろんですが、近隣住宅や通行人・車などを傷付けてしまう恐れもあります。被害が大きくなる前に点検・補強をしておきましょう。

最低3日分の備蓄をしておく


物流がストップすることを想定して、食料や水などは最低でも3日分の備蓄をしておくとよいといわれています。水は、1人あたり1日3リットルが必要となるため、3日分だとすると、およそ9リットルとなります。まとめ買いでスーパーなどの食料品を買占めないよう、計画的に備えましょう。また、停電することも想定し、電気を使わなくても調理できるものを準備しておきましょう。

停電時の必需品

被災時に停電となるケースは、意外と多いです。地震や津波、土砂災害、暴風や水害、豪雪は、いずれも停電の原因となり得ます。電気が使えない事態に備えて、ソーラーパネルとポータブル電源の準備をおすすめします。スマホなどの電子機器の充電に使えます。今すぐに準備するのは難しいという方は、100円均一ショップやコンビニでも買える乾電池式のモバイルバッテリーなどを準備しておくと安心ですよ。

まとめ


台風への備えで大切なことは、事前の確認です。避難することを想定し、避難所までのルート、家族間での連絡手段、非常用持ち出し袋の中身などを確認しておきましょう。非常用持ち出し袋には、家族構成に合わせたアイテムを揃えておきましょう。また、防災用品の使用期限や使用方法を確認しておくことも大切です。
自宅待機の場合は、住宅の被害を最小限に抑えるために、外壁や屋根・窓などの点検・補強をしておきましょう。また、台風により停電になることや物流がストップすることを想定して、あらかじめ日用品や食料、水など最低3日分を備蓄しておくことが大切です。
自然災害は、いつどんな規模で起こるか予測できないからこそ備えが必要です。今回ご紹介したものは、台風以外の災害時にも使えるポイントなので、「いつか」と先延ばしにせず、「今」備えておきましょう。