お役立ち情報

お家のお悩み解決

おすすめ記事

キッチン排水トラブル解消!初心者でもできる簡単アプローチ

2025年08月01日

キッチン排水トラブル解消!初心者でもできる簡単アプローチ

「流れが悪い」「悪臭がする」など排水トラブルは、家庭でよく発生する問題の一つです。本記事では、よくあるキッチンの排水トラブルの種類や原因、簡単な対処法や掃除方法について解説します。ぜひ参考にしてください。

排水の基本構造と役割


キッチンの排水システムは、基本的に「シンク(フタ/ごみ受け)→排水トラップ→排水ホース→排水管」で構成されています。それぞれ役割がありますが、中でも「排水トラップ」は、特殊な形状をしていて、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。トラップ内部には、常に一定の水が溜まるようになっていて、空気の通り道を遮断しているのです。

主な排水トラブルの種類と原因


キッチンでよく見られる排水トラブルには、それぞれ原因があります。まずはトラブルの原因を理解しましょう。

①流れが悪い


流れが悪いのは、単に排水管に油や食材のカスが蓄積しているか、排水トラップの水が蒸発していることが原因です。詰まりをキレイに取り除いて洗浄すると解消します。

②逆流する


逆流は、排水管の詰まりや劣化が原因で発生します。放置すると悪臭や衛生面での問題が生じるため、すぐに使用を中止し専門業者に相談することをおすすめします。

③ゴボゴボ音がする・悪臭がする


排水管が詰まりかけているか、排水トラップに空気が溜まっていることが原因です。まずは詰まりをキレイに取り除いて洗浄しましょう。改善しない場合は、排水トラップの水が蒸発している可能性があるので、定期的に水を流すようにしましょう。

自分でできる簡単アプローチ

これらの排水口トラブルの原因のほとんどは「汚れ」です。自分で簡単に対処できる場合が多いので、ここでご紹介する効果的なアイテムやアプローチを参考にしてみて下さい。

①お湯を流す


油汚れやカスなどが固まって流れが悪い場合や、軽度の詰まりが発生した場合は、お湯を流すことである程度は解消します。固まってしまった油分は水では流れないので、お湯で溶かします。シンクにお湯を溜め、一気に流す方法が効果的です。
【手順】
1. 排水口カバーやゴミ受けなどを外す
2. 排水口にタオルをつめて蓋をする
3. シンクに40~50℃のお湯をためる
4. ゴム手袋をしてタオルを一気に引き抜く

②市販の洗浄剤の活用


市販の排水口洗浄剤は、手軽に使用できて非常に便利です。製品説明書に従って適量を排水口に流し込み、一定時間放置した後に水で流します。重曹と酢を組み合わせた自然洗浄も手軽で効果的です。重曹を排水口に振りかけ、その上から酢をかけると泡が発生し汚れを浮かすことができます。
<特に詰まりがひどい場合>
パイプクリーナーが有効です。化学薬品なので、使用後は十分に水で流して残留物がないように注意しましょう。また、ワイヤーブラシは排水管内の頑固な汚れを取り除くのに効果的です。排水口から慎重に挿入し、回転させながら汚れを掻き出しましょう。

③自宅でできる高圧洗浄

高圧洗浄は、排水管内の汚れを強力に除去する方法です。専用の高圧洗浄機を使用することで、頑固な詰まりも解消できます。自宅で行う場合は、適切な機器を選び、使用方法をしっかりと理解してから行いましょう。
定期的に行うことで、排水トラブルを未然に防ぐことができます。

未然に防ぐためのメンテナンス

排水トラブルの解消後も、再発を未然に防ぐためにはメンテナンスが必要です。トラブルが起きてからでは、場合によっては出費が大きくなってしまう可能性もあるので、定期的にメンテナンスをしましょう。

水まわりを清潔に保つ

まずは、排水口にゴミ受けを設置し大きなゴミが流れ込むのを防ぎましょう。食材のカスや油汚れは、こまめに取り除いて清潔に保つことも重要です。さらに、使用後は必ず水を流しトラップ内の水が蒸発しないように注意しましょう。

劣化したパーツの交換

特にパッキンやホースは劣化しやすいため、定期的に点検し必要に応じて交換することが重要です。一般的には、5年を目安に交換することが推奨されています。劣化したパーツを放置していると、水漏れや詰まりの原因となるため早めに対策しましょう。

まとめ


キッチン排水トラブルを解消するためには、日常的な対策とメンテナンスが重要です。排水口にゴミ受けを設置することで、大きなゴミが流れ込むのを防ぎ、定期的に排水トラップを掃除しましょう。また、劣化したパーツを早めに交換することで、トラブルを未然に防ぐことができます。これらを意識して、快適なキッチン環境を維持していきましょう。