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いちごの旬はいつ?収穫時期と美味しいいちごの選び方

2024年01月06日

いちごの旬はいつ?収穫時期と美味しいいちごの選び方

いちご本来の旬は「春から初夏にかけて」

いちごが店頭に並ぶのは、11月後半から5月ごろまでですが、本来の旬の時期とは少し異なります。実は、本来いちごの旬は「春から初夏にかけて」の4月~6月。冬の寒い時期に眠っていて、気温の上昇とともに目を覚ましたいちごは、春に花を咲かし夏に実をつけるといわれてきました。

現在は冬から収穫できるように


かつては、いちごの栽培はビニールハウスを使わない露地栽培が主流でした。そこ頃のいちごの旬は、「春から初夏にかけて」の4月~6月頃でした。それが今では、11月後半から全国のスーパーでも流通しはじめ、長期間に渡りいちごを食べることができています。それは、農家さんによる品種改良や、ハウス栽培の技術が向上したことにより実現しています。おかげで、クリスマスシーズンにも品質の高い美味しいいちごが使われたケーキが流通できているのです!

もっとも美味しい時期は「1月~3月」


現在は、ハウス栽培が主流で11月後半から5月にかけて流通していますが、その中でも「1月から3月」がもっとも美味しい時期といわれています。品種によって多少の差がありますが、国産いちごの旬を長く楽しめるよう品種改良が進んでいるので、冬の間はずっと美味しいいちごを楽しめるでしょう。

夏から秋にかけては国産いちごが食べられない?


実は、日本には夏から秋にかけて収穫される「夏秋(かしゅう)いちご」と呼ばれる希少ないちごが存在します。国産いちごがほとんど流通しない6月から11月にかけて収穫されるため、輸入いちごに代わる国産いちごとして人気を集めているのです。夏から秋にかけても国産の美味しいいちごを食べたい方にとっては嬉しいですね。スーパーには、なかなか流通していませんが、お取り寄せできる農園もあるので、気になる方は調べてみてくださいね!

品種別の特徴と収穫時期は?

日本国内のいちごの品種は約300種類あります。品種によって収穫時期や旬も異なります。せっかく食べるなら、美味しい時期に食べたいですよね。たくさんある中でも毎年人気の品種を厳選して、それぞれの特徴と旬の時期をご紹介します。

●とちおとめ【栃木県】
甘味と酸味のバランスが取れた品種で東日本シェア率No.1
流通するのは11月~5月頃で、旬は1月~4月頃

●あまおう【福岡県】
大粒かつ酸味が少なく甘みの多い品種
流通するのは11月~5月頃で、旬は1月~4月頃

●章姫(あきひめ)【静岡県】
なめらかで口当たりの良い実が特徴で甘味が多めの品種
流通するのは12月~5月頃で、旬は2月~4月頃

●紅ほっぺ【静岡県】
しっかりとした酸味がある、甘酸っぱい品種
流通するのは12月~5月頃で、旬は3月頃

●さがほのか【佐賀県】
大錦×とよのかの交配種。円錐形でツヤがあり、甘味強めの品種
流通するのは12月~5月頃で、旬は3月頃

●スカイベリー【栃木県】
1粒25gの大玉で、果皮はややかための日持ちする品種
流通するのは12月~5月頃で、旬は1月~3月頃

美味しいいちごの選ぶポイントと保存方法


品種別の旬に食べれば間違いなく美味しいと思いますが、スーパーやいちご狩りに行ったら、より美味しいいちごはどれか選びたいですよね。そんな時に参考になるポイントがこちら。

美味しいいちごの特徴

●ヘタは緑色で反り返っているもの

●形がきれいでツヤのあるもの

●つぶつぶが埋もれて見えるもの

●ヘタ周りの果皮の色が赤いもの

美味しく食べるための保存方法

「常温保存」がベストですが、収穫から数日経っている可能性が高い、スーパーに並んでいるいちごは冷蔵保存しましょう。冷蔵庫の中でも「野菜室」がおすすめです。2~3日以内に食べられなくて冷凍する場合は、甘みが落ちないように砂糖をまぶすのがおすすめ。また、冷凍したいちごは全解凍すると水分が出てしまうので、シャーベットやスムージーにするなどして半解凍にとどめて食べましょう。

まとめ


いちごは子どもから大人まで大人気で、生食での消費量は日本が世界一だと言われています。もっとも美味しいと言われている旬の時期は「1月~3月」ですが、ほぼ1年中収穫できるとっても身近な果物です。せっかく食べるなら、今回ご紹介したポイントを参考にして、品種に合わせた旬に食べたり、いちご狩りやスーパーで、美味しいいちごを見分けて選んだりといちごライフを楽しんでみてくださいね。