2023年08月23日
コバエ対策!簡単にできる発生予防と撃退法とは
気温が上がってくるとコバエの発生が気になりますよね。気温25〜30℃を好むコバエは、梅雨〜秋に多く発生します。どこからともなく現れて、気付くと大量発生しているなんてことも…。ここでは、今すぐ実践できるコバエの発生予防・撃退法をご紹介します。
コバエの種類と発生源
日本に生息するコバエで、家の中で発生するコバエは主に4種類です。種類によって見た目の特徴や発生する場所が異なります。どれも身体が小さく、屋外の室外機や換気扇・網戸などのわずかな隙間から侵入してくるので、それぞれの特徴を知って、発生しやすい場所ごとに対策をしましょう。
コバエの種類 | 見た目の特徴 | 発生しやすい場所 |
---|---|---|
ショウジョウバエ | 大きさ:2mm~3mm 目が赤い |
生ごみ周辺 |
ノミバエ | 大きさ:2mmほど 脚がよく発達し、跳ねるように動く |
生ごみ、排水口、 ペットの排泄物 |
キノコバエ | 大きさ:2mm 脚がよく発達し、活発に歩行 |
観葉植物の周辺 |
チョウバエ | 大きさ:5mm 体全体が毛で覆われている |
トイレ、洗面所、 風呂の排水口 |
これらのコバエは、それぞれ違った特徴を持っていますが、共通して一生に数百個産卵するため「繁殖力が強く、卵から成虫するまでの期間が2週間程度で短い」という特徴があります。短期間で大量発生することもあるため、1匹でも見かけたらしっかりと駆除しておきましょう。
コバエの発生予防法
コバエの発生しやすい場所が分かったら、事前に対策をして発生予防をしていきましょう。
・三角コーナーや排水口をこまめに掃除する
・生ゴミの袋は密封しておく
・食べ残しや飲み残しを放置しない
・観葉植物やペットの排泄物の管理に注意する
・アロマオイルの香りを漂わせる
コバエが寄ってくる環境やニオイを残さないためには、こまめな掃除が一番です。また、後回しにしがちな観葉植物やペットの排泄物の管理も、コバエの発生しやすい時期は特に注意しましょう。最近はアロマオイルも種類が豊富なので、自分好みの香りで気分をあげながらもコバエを寄せ付けない環境を作ることができるので、一石二鳥ですね。
簡単にできる手作り「コバエトラップ」
ここからはハニートラップならぬ「コバエトラップ」の作り方をご紹介します。発生予防ではなく、発生してしまった時に役立つ駆除方法です。コバエを香りで寄せつけ、台所用洗剤の力で駆除するという画期的な仕組みです。家にある物ですぐに作れて、殺虫剤を使わなくて済むので、赤ちゃんやペットがいるご家庭は必見です。
※このコバエトラップはショウジョウバエのみに有効といわれています。数日置いてみて効果がない場合は、他種類のコバエの可能性が高いので違う方法を試してみて下さい。
コバエトラップの作り方
まず下記3つを準備します。
・ショットグラス程のサイズの容器(紙コップやペットボトルでもOK)
・お酢
・台所用洗剤
容器にお酢と水を1:1の割合で入れ、そこに台所用洗剤を数滴垂らして混ぜたら完成です。お酢の香りが苦手な方は、めんつゆ・はちみつ・赤ワインなど甘い香りやアルコールなどの発酵臭はコバエが好んで寄っていくので、代用品として入れると効果的です。作り方はお酢と同じですが、赤ワインの場合は水で割らず、そのまま数滴台所用洗剤を垂らすだけなので一番簡単。自宅に余った赤ワインがある方は是非トライしてみて下さい。
※トラップにかかったコバエが腐敗し、新しく卵を産み付ける可能性がある為、1週間を目安に破棄しましょう。
まとめ
コバエの発生はこまめな掃除で未然に防ぎ、1匹でも見かけたらすぐに駆除するのが大事です。家で簡単にできるコバエトラップも、放置してしまうと悪循環になってしまうので、注意して対策しましょう。