引っ越しというと新生活の始まる春が繁忙期になりますが、春の引っ越しは「引っ越し費用が高い」「良い条件の部屋の争奪戦」といったデメリットもあります。
ご自身で引っ越しの時期を自由に決められる人におすすめの引越し時期は、ズバリ秋になります。
この記事では、秋の引っ越しがオススメな理由をご紹介します。

どうして秋にも引っ越しが多いのか？

春の次に引っ越しが多い季節は秋になります。
日本では3月決算の企業が多く、４月から半年毎にプロジェクトの区切りがつき、そのタイミングで人事異動が行われやすくもあります。
このため、秋に転勤で引っ越しする人も多くなっているのです。

秋に引っ越しがおすすめな理由

天候、費用、物件の3つの視点から秋に引っ越しがおすすめな理由をまとめました。
引っ越しをいつしようかな…と検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

【理由１】気候面で体の負担が少ない

引っ越しは荷物をまとめたり、ご自身で行う場合は重たい荷物を運んだりと、身体的負担が意外と大きいものです。
秋は暑くもなく、寒くもない、ちょうどよい季節のため、引越し作業中に熱中症になったり風邪を引いたり、という健康トラブルが起こりにくいです。
また、梅雨や冬と違って荷物が雨に濡れてカビが発生する。というリスクも低いことも秋に引っ越しをおすすめできるポイントのひとつです。

【理由2】引っ越し費用が安い

引っ越し費用は2月〜4月が高く、オフシーズンと言われている5月〜1月は比較的お得になっています。
オフシーズンの中でも、真夏と真冬と比べて秋の費用は若干高めになります。
とにかく費用を優先したい場合は、真夏と真冬がおすすめですが、2月〜4月と比較をすると秋でも十分費用が抑えられます。

【理由3】物件が見つけやすい

春の引っ越しでは、物件ライバルが多く優良物件の争奪戦になり、じっくりと時間をかけて物件を選べないことが多いです。
秋は転勤などで退去予定の物件も多く、春についで物件が多い時期になります。
また、10月頃は新規契約をする人が少なくなる時期ですので、不動産会社さんに価格交渉などもしやすいこともポイントです。

秋の引っ越しの注意点

企業によっては、10月に秋休みが設けられていることもあります。
10月の秋休み時期、9月の祝日などは引っ越し会社によっては繁忙期の2月〜4月の引っ越し料金と同じくらいの費用になることもありますので、必ず3、4社から見積もりをとるようにしましょう。

費用だけ重視した引っ越しは危険かも…！

秋は転勤などで物件の移動が多い時期とはいえ、繁忙期と比べると数が少ないです。
今後、長く暮らすことを考えると、費用が安いからといって物件選びに妥協すると、引越し後の生活で想像以上のストレスが待ち受けてることもあります。
思うような物件がない場合は、割高になっても引っ越し時期を先延ばしする選択肢も良いかもしれません。

天候、物件、費用など総合的に考えて後悔のないように新たな生活をスタートしましょう。