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シンクのしつこい汚れをピカピカに!掃除の注意点やおすすめの道具をご紹介

2022年08月20日

シンクのしつこい汚れをピカピカに!掃除の注意点やおすすめの道具をご紹介

シンクのしつこい汚れをピカピカに!掃除の注意点やおすすめの道具をご紹介
洗い物をしたり調理をしたりと、毎日使うキッチンシンク。スポンジや洗剤が近くにあるので掃除しやすい場所とも言えますが、なかなか綺麗に保っておくのは難しいですよね。気づいたら、いつの間にか油汚れや水アカなどのガンコな 汚れが溜まっていた、なんて経験をしたことのある人も少なくないはずです。
そこでこの記事では、キッチンシンクの掃除における材質ごとの注意点や、おすすめの掃除道具についてご紹介します。

なるべく放っておきたくない!水回りの汚れは主に5種類


「キッチンシンクの汚れ」と一言でいっても、実は汚れには主に5種類あります。それは、水垢・油汚れ・石鹸カス・ぬめりや黒カビ汚れ・サビ汚れです。この5つの汚れの原因や特徴を知っておくことで効率的に掃除することができます。

水垢

蛇口やシンクに白い痕のようなものが見えたら、それは水垢です。水垢が発生する理由は、水道水に含まれるマグネシウムや炭酸カルシウムなどのミネラル成分が原因です。シンクの中でも特に水分が残りやすい場所にできやすくなります。また、放置すると黄ばみや黒ズミなどの発生にもつながりますので、放置しないようにしましょう。

油汚れ

洗い物の際に油がシンクに付着し、それを放っておくと油汚れとして蓄積してしまいます。油が付いたまま3~6か月ほど放置すると一般的な洗剤では取れにくくなります。また、見た目の悪さだけでなく腐敗して悪臭も放つため、早めに対処しましょう。

石鹸カス

石鹸カスは、石鹸の成分である脂肪酸ナトリウムと水道水に含まれるカルシウムイオンが反応し、脂肪酸カルシウムが主体となってできる汚れです。水垢と同じく白い汚れですが、水垢はアルカリ性、石鹸カスは酸性の性質を持っていますので、それぞれ別のクリーナーが必要です。

ぬめりや黒カビ汚れ

スポンジ置き場・排水溝・三角コーナーといった常に湿っている場所にできやすいのがぬめりや黒カビです。ぬめりは食べカスや生ごみから繁殖した雑菌によって、黒カビはひび割れなどで繁殖した雑菌によって発生します。

サビ汚れ

包丁から移ったサビや、水や調味料の腐植から発生するのがサビ汚れです。一度できてしまうと落とすのが難しいのが特徴です。

シンクの材質による掃除の注意点


キッチンシンクはステンレス製が一般的ですが、最近ではほかにもホーロー製や人造大理石製など様々な材質のものがあります。材質ごとに注意すべき点がありますので、確認しておきましょう。

ステンレス製

サビに強いことが特徴で、一般的に幅広く使われているステンレス製シンク。汚れ以外に臭いも発生しにくいメリットがあります。しかし、塩素に弱い材質のため、塩素系漂白剤を使用したあとはしっかりと洗い流し、残さないようにしましょう。また、水垢も発生しやすいため水滴にも注意が必要です。

ホーロー製

熱に強く、臭い移りも少なく、耐久性に優れたホーロー製のシンク。長年使うとガラス質の釉薬が剥がれ やすくなり、サビが発生することがあります。また、掃除の際は硬いタワシやブラシなどでこすると傷が付きやすいため、やわらかいスポンジを使うのがおすすめです。

人造大理石製

水を流したときの音が静かで、デザインも豊富にある人造大理石製のシンク。しかし、熱で変色しやすいほか、長期間の使用による黄ばみが発生しやすいことがデメリットと言えるでしょう。酸やアルカリに弱いという特徴がありますので、掃除の際は、中性洗剤をスポンジに付けてやさしくこすりましょう。また、人造大理石はやわらかい素材で表面に傷が付きやすいため、水垢落とし用のヤスリなども使わないようにしましょう。

掃除におすすめの道具

ここからは、シンクの掃除におすすめの道具をご紹介します。特別な準備や使い方が必要なものはありませんので、ぜひ日々のお手入れに取り入れてみてください。

クエン酸は水垢落としにぴったり

クエン酸は酸性のため、主にアルカリ性の汚れである水垢を落とすのに効果があります。アルカリ性が中和されることにより、水垢がやわらかくなります。また、クエン酸は抗菌効果もあるため、お掃除のたびに使用すれば綺麗な状態を保つことができます。

重曹で石鹸カス汚れを落とす

クエン酸を使っても取れなかったガンコな汚れは、酸性の石鹸カスの可能性があります。そんなときには、アルカリ性の重曹を使いましょう。重曹は水に溶けないため、シンクにまんべんなくふりかけ30分~1時間ほど放置し、スポンジでこすりましょう。もし重曹でも汚れが落ちなかった場合は、さらにアルカリ性濃度の強いセスキ炭酸ソーダを使ってみてください。

ぬめりには重曹+お酢が効く

特にぬめりが発生しやすいのは、食べカスや油汚れ、汚水などすべてが通る排水溝。そんな排水溝のぬめり取りにおすすめなのは、重曹とお酢(またはクエン酸)です。排水溝に重曹をふりかけたあと、その上からお酢をかけます。30分ほど放置し、お湯で洗い流します。

サビにはクレンザー+専用スポンジ

サビは一度付いてしまうと取るのが大変なため、できるだけ早めに対処する必要があります。サビにクレンザーをかけ、メラミンスポンジなどで磨きましょう。研磨力の強さが特徴のメラミンスポンジですが、磨くときに力を入れすぎるとシンクを傷つけてしまう恐れがあるため、注意してください。また、もしクレンザーがなければ重曹をふりかけることでも対応できます。

まとめ:シンクのタイプや汚れにあわせてお掃除を

いかがでしたか?
キッチンシンクに発生する汚れは、1種類ではありません。また、シンクも一般的なステンレス製以外の製品も増えてきました。自分の家のシンクの材質や汚れの状況を確認して、適切な道具・方法で掃除をしてみてください。また、シンクは毎日のお手入れが何よりも大切です。使うたびに水気をしっかりふき取り、まずは水垢の発生を防ぐなど、簡単にできる小さなことから始めてみましょう。
ぜひこの記事でご紹介した内容を参考に、シンクをいつも綺麗でピカピカに保ちましょう!