2022年11月10日
【お役立ち情報】家の中に生えるカビ対策について
皆さんは、毎年生えてくるカビに悩まされたことはありませんか?カビは油断していると知らない間に生えてくるので、ついつい対策を怠って、カビが生えた光景を目の当たりにした人も少なくないでしょう。
特に新築を建てて、初めて梅雨を迎える人にとって、せっかくの新築にカビを生やしたくないと思う人は多いのではないでしょうか。カビが発生する原因は多くありますし、カビが生えやすい場所も分かりやすいので、対策することは十分に可能です。
もし、カビが生えてしまった場合でも、その後の掃除方法を覚えておくと安心できます。それでは、家の中に生えるカビ対策についてご説明しましょう。
カビが発生する原因とは?
カビが発生する原因は、以下の通りです。
- 栄養
- 水分
- 湿度
- 酸素
以上の4つのうち、1つでも当てはまる場所はカビが生える可能性があります。
酸素をなくすのは不可能なので、栄養、水分、湿度のいずれかの条件を満たしていればカビが生えると言えます。カビの栄養分となるのは、皮脂や食品、ホコリ、石鹼カス、髪の毛、シャンプーなどと様々です。
以上に加えて、水分が多い場所ほどカビが発生しやすいでしょう。湿度に関しては湿度を60%以下に抑えることができれば、カビが発生しにくくなります。それぞれ様々な対策ができるので、常日頃から対策できるかどうかが重要です。 家の中でカビが生えやすいのは、以下の場所です。 以上の全ての場所は、上記でご説明したカビが発生する条件を全て満たしています。 いずれも何も対策していない場合、湿度が高くなりやすい上に、カビの栄養となるものが多くあります。カビの広がり方に差異はありますが、カビが発生しやすい場所なので注意が必要です。 水回りは湿度が高くなりやすい上に、場所に応じて食品や石鹸カス、シャンプーや髪の毛などカビの栄養となるものが多いです。 靴は汗や雨などで湿度が高くなりやすく、放置しているとカビが発生しやすくなります。特に雨に濡れたままの靴を下駄箱にしまっていると、いつの間にかカビが生えていることも少なくありません。 畳がある部屋は湿度が高くなりやすいため、換気と除湿をしっかり行わないとカビが生えやすい環境になってしまいます。 布団の場合は汗や体温で湿度が高くなりやすいため、カビが発生しやすい状態になりやすいです。 カビが生えないようにするためにも、様々な対策を行う必要性があります。対策を怠らないようにすれば、カビの発生を効率良く抑えることが可能です。 それでは、カビが生えないようにする対策についてご説明しましょう。 水回りにカビが発生しないようにするためには、とにかく乾燥させ、定期的に掃除することです。カビが発生するのは栄養や水分、湿度が関係しているため、栄養となるものを徹底して掃除し、全面的に拭き取って乾燥させた状態にするのが望ましいでしょう。 キッチンやコンロ周り、洗面所やトイレ、浴室など、水回りは全てカビが発生する場所と思って徹底的に掃除し、美観を保つように意識することが大切です。 靴は湿度が高くなりやすいので、いきなり下駄箱にしまうのはおすすめできません。 家に入る直前にしっかりと汚れを落とし、乾燥させてから下駄箱に収納しましょう。乾燥させる際に重曹を小さな箱やコップに入れて下駄箱の中に一緒に入れておくと、重曹の除湿・消臭効果によって効率良くカビの発生を抑える効果が期待できます。 畳は湿度を低くすることが重要なので、天気の良い日に窓を開けてしっかりと換気をすることが大切です。しっかりと乾燥させたら、畳の目に沿うように掃除機をかけると、より効率良くカビが取り除けます。 布団は敷きっぱなしにするのではなく、天気の良い日に天日干しにするのが効果的です。 カビが生えてしまった場合でも、慌てる必要性はありません。しっかりと対処すればどんなカビでも取り除くことができるので、適切な掃除をすれば問題ありません。 ただし、カビを掃除する時は胞子をまき散らさないようにすることが大切です。胞子が飛び散ってしまうと、胞子が落ちた場所から再びカビが発生する可能性があるので、上手く掃除しなければなりません。 カビを物理的に除去する場合、こすり落とすか、切り取るのがおすすめです。カビは少量であればこすり落とすことができますし、切り取ってカビの根ごと捨ててしまうのも効果的です。 また、水回りのカビは中性洗剤で落とすことができるので、薄めた中性洗剤をスポンジや布などに含ませて拭き取ると良いでしょう。ただ、それでも落とせない場合は漂白剤を使うのがおすすめです。 漂白剤を吹きかけてしばらく放置した後、汚れが落ちたら拭き取って乾燥させてから除菌します。 その他にもエタノールや重曹で除去する方法もあります。 エタノールはタンパク質を分解する働きがあるので、カビの殺菌に効果的です。 重曹は漂白作用があるので、エタノールほどではありませんがカビを除去するのに役立ちます。 カビはひとたび発生してしまうと、放置するほど落とすのが難しくなるので非常に厄介なものです。 ただ、カビが発生する条件は栄養、水分、湿度、酸素と決まっているので、普段からしっかりと対策できていれば何も心配することはありません。もし発生してしまったとしても、よほどひどい状態でなければ対処できるので対処法を知ることが大切です。 もしもカビがひどく広範囲に発生していた場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
家の中でカビが生えやすい場所
カビが生えないようにする対策とは?
水回り
靴
畳
布団
カビが生えてしまった時の掃除方法
まとめ