2026年06月05日
エアコン2027年問題と買い替え時期・補助金活用術
エアコン2027年問題により、今後は本体価格の上昇や品薄が懸念されています。特に10年以上使用しているエアコンは、補助金が活用できる2026年中の買い替えがおすすめです。
エアコン2027年問題とは
この問題は、2027年4月から家庭用エアコンの省エネ基準が大幅に引き上げられることにより、価格上昇や品薄などの影響が懸念されているものです。現在市場にある最も省エネ性能が優れている製品を基準に、未来の目標値を設定するものなので、厳しい規制の対象はあくまで「メーカー」や「輸入業者」です。
つまり消費者に対して、すでにご家庭に設置されているエアコンが使えなくなるという罰則ではありませんので安心してくださいね。
なぜ価格が上がると言われている?
新基準の導入により、エアコンの本体価格は今後大幅に高騰する可能性が極めて高いと予測されています。これは単なる物価上昇や円安の影響だけではなく、技術的な必然性が背景にあります。
メーカー各社が2027年の新しい省エネ基準(APF)をクリアする(高める)ためには、以下のような高度なアプローチが必要不可欠です。
■熱交換器の面積を拡大する(室外機や室内機を物理的に大きくする)
■コンプレッサーを高効率なものに変更する
■繊細な電力コントロールを可能にするための高性能なインバーターや半導体を搭載する
■AI制御で無駄な運転を徹底的に排除する
こうした開発・製造コストの増加が、販売価格にも影響すると考えられています。
安価モデルは買えなくなる?
これらの高度な技術と高価な部品にかかるコストは、最終的に小売価格にダイレクトに転嫁されます。そのため、家電量販店で手軽に買えていた5〜6万円台のシンプルな低価格帯モデルは、徐々に選択肢が少なくなることが予想されています。
業界の予測では、最低でも3割程度は値上がりする見通しです。特に、需要が最も高い「14畳用」は、新基準をクリアするために現状から約34.7%もの性能向上が要求されているため、値上げ幅が全ラインナップの中で最も激しくなると警戒されています。
今後は『できるだけ安く買う』よりも、『省エネ性能』や『長期的な電気代』を重視した選び方が重要になりそうです。
寝室や子ども部屋は「現行モデル」の在庫が狙い目

リビングのように長時間フル稼働させる部屋は、価格が高くても新基準の省エネモデルがおすすめですが、寝る時だけ使う寝室などは安価な「現行モデル」が市場に残っているうちに、先に新調しておくというのもコスト削減術です。
現行モデルを今買っても、メーカーの部品保有期間(約10年)内であれば2027年以降も修理は受けられるため、長く安心して使い続けることができます。
エアコンは2026年中の買い替えがおすすめな理由

もし今、ご自宅のエアコンが古くなってきている、あるいは少しでも調子が悪いと感じている場合は「2026年中」の買い替えが、最もリスクが低く賢い最適解です。なぜ2027年を待ってはいけないのでしょうか。
駆け込み需要に備えて
新基準施行の直前となる2026年後半から2027年初頭にかけて、「今のうちに買っておかないと高くなる!」という消費者の心理が働き、需要増加が予想されています。駆け込み需要が起こると、まず手頃な価格帯の機種から順に在庫不足が起こる可能性があり、予算を大幅に超える高級機しか選択肢がなくなってしまうのです。
設置工事が混み合う可能性も
昨今、空調設備工事業者の深刻な人手不足が深刻になってきています。繁忙期にエアコンが故障して慌てて買っても、「本体はあるけれど、取り付け工事は2ヶ月待ちです」という恐ろしい事態が頻発するリスクが極めて高いです。
特に富山県では、近年の猛暑によりエアコン需要が高まっており、夏場は工事予約が集中しやすい傾向があります。猛暑の中でエアコン無しでの生活を強いられるのは、熱中症などの重大な健康被害に直結するため、工事業者のスケジュールに余裕がある閑散期に先回りして行動をすることが最大の防衛策となります。
経年「10年」が買い替えの目安
エアコンの買い替え目安として一般的に言われるのが「10年」です。これは設計上の標準使用期間が10年と定められていることが多く、この時期を境に部品の劣化や故障のリスクが高まるからです。2027年の価格高騰を前に「まだ使える」のか「もう限界」なのかを見極めることは、無駄な出費を抑えるための最も重要なステップです。
「修理不能」のリスク
購入から10年を超えたエアコンは部品の在庫がなくなるため、一度故障すると「即買い替え」を余儀なくされます。2027年以降の価格高騰後に買い替えとなると家計への打撃が大きいため、10年超えの機種は早めの検討がおすすめです。
「壊れる前」に買い替え
エアコン選びで最も失敗しやすいのは「壊れてから慌てて買う」パターンです。「動かなくなってから」買おうと思っても、在庫がある機種から選ぶしかなく、じっくり性能を比較したり価格交渉をしたりする余裕がありません。
また、夏本番の猛暑日に突然故障すると、修理するにも設置するにも数週間~数か月待ちになる可能性があります。高齢者や小さなお子様がいるご家庭にとって「命を守る家電」です。壊れる前に寿命を見極め余裕を持った買い替えをすることで、希望する機種を比較できるだけでなく、家族の安全を守り安心で快適な暮らしに繋がりますよ。
まずは「10〜15分間」の試運転を
試運転で不具合を見つけておけば、2027年問題の影響を最小限に抑えつつ、納得のいく機種を納得の価格で手に入れることができます。
冷房の最低温度で10分以上運転し不具合がないかを確認するだけで、真夏の「エアコン難民」になるリスクを大幅に減らすことができます。
以下の症状がある場合は無理に使い続けず、点検や買い替えを検討しましょう。
■以前より設定温度を下げないと冷えない
■運転中の音が明らかに大きくなった
■吹出口から変なニオイがする
■本体のランプが点滅して急に止まる
↓試運転や掃除の詳しい方法はこちら↓
補助金期間中は特に狙い目

初期費用が大きく跳ね上がるタイミングで、私たちの強い味方となってくれるのが、国や各自治体が展開している手厚い「補助金制度」です。これらをいかに活用するかが、2027年問題を賢く乗り切る最大のカギとなります。特に省エネ性能の高いエアコンは補助対象になりやすく、購入費用を抑えながら電気代削減にもつながります。
国レベルでの大規模な支援策や、各市区町村が行っている地域密着型の制度など、その種類は多岐にわたります。特に富山県が実施している制度は手軽で分かりやすく、注目を集めています。
とやま省エネ家電購入応援キャンペーンとは?

「とやま省エネ家電購入応援キャンペーン」とは、富山県在住の方がお得に省エネ家電を購入・設置できる補助金制度です。今年2026年で第4弾になります。
対象となる省エネ家電は「エアコン」「冷蔵庫」「LED照明機器」「高効率給湯器」です。性能の要件を満たしている対象設備の購入・設置を行うことで、キャッシュレスポイントが最大100,000円分もらえます!(※エアコンの場合は最大20,000ポイント)
対象になるエアコンの条件
統一省エネラベルの省エネ性能等が★3以上の商品が対象です。★の数はAPFの数値によって割り振られています。(※APFとは一定の条件下で1キロワットの消費電力でどれくらいの冷暖房能力を発揮できるかを数値に表したもの)数値が大きいほど省エネ性能が高くなります。
対象となる★3以上はAPFでは6.6以上になります。エアコンのカタログにもAPFは記載されているので、確認してみてくださいね。
申請時の注意点
本キャンペーンを利用する場合は、キャンペーンに参加している「登録店舗」での購入・設置が必要です。参加していない店舗で対象商品の購入・設置を行ってもポイント還元は受けられないので、ご注意ください。
また、登録店舗でも「通常店」と「地域協力店」の2種類に分かれていて、「地域協力店」に登録されている店舗で購入・設置をした場合は、もらえるポイントが2倍になります!購入先を選ぶところで大きく差がつくので、賢く買い換えしたい方は要チェックですよ!
本キャンペーンの申請は“お客様ご自身”で行う必要があります。申請は工事完了後に必要書類を準備してパソコンやスマホを使って行います。地域協力店で購入・設置をすれば、申請サポートもしてくれるので、申請方法が不安な場合は「地域協力店」を選ぶと良いでしょう。
「丸八」は地域協力店に登録済みなので、ポイントは2倍で申請のサポートもいたします。どの性能のどの機種がいいかなども、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ|エアコン2027年問題に備えて“今”の買い替えも選択肢

「エアコン2027年問題」によって、今後は省エネ性能の向上に伴う価格変動や在庫不足が起こる可能性があります。だからこそ、補助金制度が活用でき、比較的在庫や工事予約に余裕のある2026年中の買い替えの検討がおすすめです。
まずは、ご自宅のエアコンの使用年数や不具合の有無を確認し、信頼できる販売店へ早めに相談してみましょう。
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