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北陸地方の方へ!適切なタイヤ交換の目安時期と注意点2025

2025年11月08日

北陸地方の方へ!適切なタイヤ交換の目安時期と注意点2025

北陸地方に在住の方であれば、冬季のスタッドレスタイヤへの交換は必須ですよね。朝晩の冷え込みが加速し、肌寒い日が続くと「タイヤ交換いつしようか」という話題が家族間や職場間で出てきますよね。改めて適切なタイヤ交換時期の目安と交換時の注意点をおさらいしましょう。

スタッドレスタイヤへの交換時期の目安

気温7度以下

夏タイヤは、気温が低くなるとタイヤがカチカチになりグリップ力が低下してしまいます。対してスタッドレスタイヤは、低温でもゴム質が柔らかい構造をしているので、気温が低い時に安定したグリップ力を発揮します。そのため、夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期の目安の一つとして「気温7度以下」と覚えておきましょう。気象情報を確認し、日中の気温が7度を下回る日が続くようならタイヤ交換をしましょう。

初雪が降る1ヵ月前

もう一つ重要な目安となるのが「初雪のタイミング」です。交換は早ければ早いほど、タイヤ交換をしてくれる業者の混雑を避けられて、交換後の慣らし走行もしておけるので安心安全です。早めに初雪予報をチェックして、初雪の1ヵ月前には交換するようにしましょう。

【2025–2026年】北陸の初雪はいつ?

初雪は例年より早めの可能性

今シーズンは極端なラニーニャ現象の影響が出ることは予想されていないものの、寒気の南下次第では“例年より早め”の初雪となる可能性があります。気象庁の長期予報によると、北陸地方ではこの冬(11~1月)の降水量や雪・雨の日数が「平年並みか多め」になる見込みです。また、専門家の見解では、秋が短く11月下旬~12月初旬にかけて冬型の気圧配置が一気に強まる可能性があり、海面水温の高さも相まってシーズン初期から雪雲が発達しやすいようです。

タイヤ交換は11月中旬がベター

11月の気温はやや高めですが、12月に入ると平年並みか低めに推移する見込みです。つまり、本格的な寒気は12月初旬に早めにやってくる可能性が高く、北陸地方の初雪は平年よりやや早めの「11月中旬~下旬ごろ」になりそうです。

北陸地方でのタイヤ交換は、この気象予報と気温7度以下初雪が降る1ヵ月前という目安を踏まえると、「11月中旬」がベターです。タイヤ交換を請け負う業者では、例年11月下旬~12月にかけて混雑して予約が取りにくいと言われているので、業者が混雑する前に予約だけでもしておくがおすすめです。

安心安全に車を運転するためにも、今後発表される1か月予報・気象庁データ等をチェックし、最新の情報に基づいて早めに準備すると良いでしょう。

<気象庁データ参照>

新潟県 気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp)
富山県 気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp)
石川県 気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp)
福井県 気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp)

冬タイヤから夏タイヤへの交換時期の目安

最低気温が7度を上回ったら

スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期で重要なのは「雪が降らなくなったら」ではなく、「気温7度」です。早くに夏タイヤに交換してしまっては、朝晩の冷え込みでタイヤのゴムが固くなりグリップ力が低下してしまいます。雪が降らなくなったからといって慌てて夏タイヤに交換せず、温かくなってからの交換で全然遅くないのです。

北陸地方は4月中旬頃がベター

北陸地方は例年3月下旬までは降雪が続き、4月中旬まで気温が低い傾向にあります。そのため春先までは、雪が降っていなくても低温時にタイヤが固くなりにくいスタッドレスタイヤでの走行が好ましいです。夏タイヤの消耗を抑えることにも繋がるので、冬タイヤから夏タイヤへの交換は多少遅くても問題はないです。

タイヤ交換時の注意点は?

買い替え時期の検討をする

タイヤの価格も年々高騰していて、買い替え時期を過ぎても我慢して使用している人も多いのではないでしょうか。タイヤの消耗によるスリップや追突事故が起きてしまう前に、「3~4年」または「走行距離10,000~15,000km程度」で買い替えるのがベストです。タイヤ交換時に買い替え時期の検討もしてみましょう。

プラットフォームで溝の深さを確認する

今冬にスタッドレスタイヤを問題なく走行できるかを簡単に見分けるポイントはタイヤの溝の深さを判断するための「プラットフォームが見えていないか」です。このプラットフォームが見えてくると、高いグリップ力を発揮できない状態になります。自身でタイヤ交換する際は忘れてしまいがちなので、必ず「プラットフォーム」のチェックするように心がけましょう。

スタッドレスタイヤの履き潰しはNG

プラットフォームが見えてきて、今シーズンで最後だなと思った時、夏までスタッドレスタイヤを履き続ける方(履き潰し)も少なくありません。スタッドレスタイヤはあくまで低温の環境や積雪・路面凍結時の使用を前提とした設計のため、温かい日に履いているとトラブルの元になります。スタッドレスタイヤの寿命がきたら、履き潰しをせず必ず夏タイヤに交換しましょう。

【スタッドレスタイヤの履き潰しの危険性】
・乾いた路面や濡れた路面に弱い
・特に雨の日は「ハイドロプレーニング現象」が起こりやすい
・温度が上昇したアスファルトでは「バースト」しやすい

劣化を防ぐ!タイヤの適切な保管方法

・保管中はタイヤの空気を少し抜く
意外とやっていない人が多いのが空気を抜く作業です。適正な空気圧のまま保管すると内圧によりゴムに負担がかかりヒビが発生しやすくなります。保管するときは必ず規定の空気圧の半分程度まで空気を抜くことを覚えておきましょう。

・保管時は汚れ防止カバーをかける
タイヤ専用のカバーをかけて保管すると、使わない間も紫外線・外気による劣化や砂ぼこりの付着を防ぐことができます。タイヤの購入時にショップからもらえるタイヤ袋でも問題ありません。

・屋内の場合は風通しのよい冷暗所
ガレージや倉庫などの屋内は、紫外線や雨からタイヤを守ることができますが、湿気が多い場所だとスチール素材にサビが発生する恐れがあるため、必ず「風通りの良い冷暗所」を選びましょう。

・屋外の場合は直射日光を避ける
ベランダや庭などの屋外に保管する場合は、直射日光が当たらない場所を選び、必ずタイヤ専用カバーをかぶせて保管しましょう。また、エアコン室外機は排気にオゾンが含まれていて熱源にもなるので、近くでの保管は避けましょう。

【ホイールなし】タイヤを立てて保管
ホイールがついていない場合は、横向きに寝かせて保管するとサイド部分に負荷がかかり劣化しやすくなります。特に、複数のタイヤを寝かせて積むと一番下のタイヤに強い負荷がかかるので、立てて保管しましょう。

【ホイールあり】タイヤを横向きにして保管
ホイールがついている場合は、立てて保管するとホイールの重みでタイヤの接地面に負荷がかかり変形しやすくなります。横置き専用のタイヤラックまたは、タイヤの下に厚手の段ボールなどを敷いて保管しましょう。