2021年09月10日
給湯器が壊れた?故障が疑われる症状別の対処法
給湯器を使用しており、お湯が使えなくなったり追い焚きできなくなったりすると、「給湯器が壊れたのでは」と不安を覚える方も多いでしょう。そこで、給湯器が壊れた時の症状や対処法、給湯器が壊れる理由について紹介します。
給湯器が壊れた時の対処法!症状別に紹介
給湯器が壊れた時の症状は、追い焚きできなくなった、お湯が出なくなったなど様々です。
そこで、給湯器が壊れた時の症状別に、対処法を紹介します。なお、対処法を試して給湯器が元に戻らない場合には、設置業者や修理業者に問い合わせをしましょう。
給湯器からお湯が出ない
給湯器からお湯が出ない時には、蛇口をひねって水が出るかを確認しましょう。水が出ない時には水漏れや断水をしている可能性があるため、地域で断水していないか、水漏れしている箇所がないかを確認します。
また、水が出るかどうかをチェックした後は、ガスの元栓を確認しましょう。ガスの元栓が閉まっている、もしくは安全装置が動いているといった可能性があります。
ガスコンロで火をつけて、ガスコンロが使えるかどうか確認することが大切です。
追い焚きできない
水を循環させて温める種類の給湯器は、お湯が残っていなければ追い焚きできません。空焚きを予防するために、お湯の残量が少ない場合には追い焚きができない仕組みです。そのため、お湯が少ないのであれば浴槽にお湯を入れて、再度追い炊きをしてみましょう。
また、お湯を綺麗に維持するための循環フィルターが汚れていないかを確認することも大切です。循環フィルターが汚れているとお湯がスムーズに循環しないため、掃除をしてから再度追い焚きしてみましょう。
他にも、循環フィルターに異物が詰まっている可能性があるため、汚れていないかとどうかと同時に異物が詰まっていないかも確認することが大切です。
熱いお湯が出ない
熱いお湯が出ず、ぬるま湯しか使えない場合には、リモコンをチェックして給湯器の設定温度が適切かどうかを確認します。お風呂とキッチンのリモコンが共通の場合には、「優先モード」を解除しましょう。
また、お風呂とキッチンで同時にお湯を使用すると、温度が上がりきらず、ぬるいお湯しか出ないことがあります。機能性が低い給湯器を使っていると、ぬるま湯しか出ないといったトラブルが起こりやすいため、キッチンとお風呂で同時にお湯を使用するのは避けましょう。なお、機能性が高い給湯器に交換する方法も有効です。
さらに、お風呂のお湯がぬるい場合には、循環フィルターに汚れやゴミが詰まっている可能性があります。取扱説明書をチェックして、目詰まりしている場合には循環フィルターを掃除することが大切です。
異音がする
給湯器から異音がする場合で、同時にガスの匂いがした際には、不完全燃焼でガス漏れを起こしている可能性があるため、給湯器の使用を中止して業者に連絡をしましょう。
また、埃や塵、害虫が給排気に入り込むことでトラブルが起こります。異音がした場合にはセルフメンテナンスを行い、セルフメンテナンスをした後でも異音がする時には専門業者に点検してもらいましょう。他にも、ファンモーターが破損していないかどうかを確認することが大切です。
お湯の温度が安定しない
給湯器の温度をハンドルで調整するタイプのものは、ハンドルを交換すると温度が安定する可能性が高いです。ハンドルでお湯の温度を調整するタイプの場合は、蛇口の水圧で温度を変化させています。
築年数が経過している住宅で、配管が各家庭で繋がっていると、隣の部屋の住人が水道を使用した際にお湯の温度が変わることもあります。そのため、ハンドルタイプの蛇口で古い住宅に住んでいる場合には、サーモスタットタイプの蛇口に変更すると、お湯の温度が安定する可能性が高いでしょう。
給湯器が故障する原因
給湯器が故障する原因を4つ紹介します。壊れたときの対処や、故障を予防するための参考にしましょう。
給湯器が経年劣化している
給湯器は、およそ10年で寿命を迎えます。徐々に経年劣化するため、使用し続けていると不具合やトラブルが起こる可能性があるでしょう。
給湯器が壊れた原因によっては修理できますが、10年以上給湯器を使っている場合には一箇所修理しても他の場所で不具合が起こり再度修理しなければならず、修理費用がかさむため、新しい給湯器に交換した方が良いでしょう。
雨水が入る
大雨が降り給湯器の内部に雨水が入ることで、給湯器内部に溜まっていた埃が湿気を吸収し、トラブルが起こることがあります。
基本的に給湯器は雨水が入らない造りになっているものの、雨の日だけトラブルが起こるという場合には雨水が入っている可能性があるため、給湯器を隅々までチェックしましょう。
配管が凍結する
配管に溜まっている水が凍結すると、配管が破裂したりヒビが入ったりすることがあります。配管が故障すると水漏れが起こるため、修理を依頼しなければなりません。
給湯器に負担がかかっている
給湯器は、種類(号数)ごとにお湯の出力に違いがあります。自宅で使用するタイプの給湯器を業務用として使用したり、1人暮らしに最適な号数の給湯器を数人の家族で使ったりすると、給湯器に大きな負担がかかり壊れることがあります。
まとめ
給湯器の専門業者や設置を依頼した業者にメンテナンスや点検を依頼する必要があります。また、給湯器が壊れた可能性があるなどトラブルが起こった際には、スピーディーに対応することが重要です。正しく対処するためにも、給湯器のトラブルを放置せず、業者に相談しましょう。